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釣りバカ日誌20 ファイナル Comments (11)
実は、このシリーズ、映画館で観たことがない。最後ぐらい大きなスクリーンでと思い、観に行ってきた。
鈴木建設のなかでゴタゴタがあって、若いカップルをくっつけてと、やることは毎回同じなのだけれど、繰り返しの強みというか分かり易くていいわな。
上映30分前に映画館に着いたときは、まだホールには人がまばらだったのだけど、前の回が終了間際になったらにわかにお客の数が増えてきた。それも、ほとんどが高齢者。意外にも女性(お婆さん)が多い。これもマンネリ路線の強みか。
このシリーズ、毎回千円の特別料金だが、こうして客層をみてみると、普段でも千円で観られる人たちが大半で、興行的に実害はほとんど無いとみた。(笑)
20作の内、間の数作を除いてシネスコ・サイズというのもすごい。邦画の場合、99%はビスタ・サイズだから、ある意味、大作待遇だ。
釣りバカというぐらいだが、意外に釣りのシーンが少なく、そんなのオープニングだけってな作品もあったような気がする。今回は逆にまったく釣りに関係ないオープニングで、それがかえって後半に期待を持たせる。
時代を反映して、不況で喘ぐ鈴木建設が描かれるが、全社員を前にスーさんが話す内容がいい。
企業はね、存続することが使命。雇用した人の生活も守らなきゃいけない。思いつきで起業したり潰したらいかんのよ。そんなんだったら家族だけでやればいい。人を雇う資格なんてない。これは私見だけど、スーさん、同じようなことを言ってた。この作品、世に出した以上、松竹さん、めったなことできないぞ。
そうそう、何でもかでもマニュアルってのも悪いよねー。これは映画に関係ないからブログの方で書こう。
なんにしても、最後まで笑わせて泣かせてくれました。キャスト、スタッフの皆さん、お疲れさまでした。そして、ありがとう。