わが幼少時代のポルト
プロット
フランス・ポルトガル合作
Dec,15 2007 EN LOS CINES
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ポルト Comments (20)
ただし、ストーリーだけを抽出して語れる類の映画ではない。とりわけ主人公ふたりを包み込んでいるポルトという街の魅力に惹き付けられる。
実は自分は大昔に一日だけポルトを訪れたことがあって、大都市とは言えないがそれなりの規模の街で、勘所をつかめないままに離れてしまった。現実より映画の方が美しく撮られているとは思いつつ、この映画のような視点でポルトという街をもう一度眺めてみたい。そんなことを思わせるのもまた映画の魔法だろう。
けど、そんな恋の落ち方ってある?なんか入りこめないなあ。
ポルトで出会った男女2人の想い出の1日を、それぞれの視点、そして2人の視点の3編に分けて描かれていた。
とにかくポルトの風景や道、彼女の部屋など雰囲気がとても好みだった。音楽も。
ベッドにいる2人を天井から撮るとこなどパターソンを思い出す感じ。
ストーリーは特別何か起こるわけでもなくただ切なかったが全て合わせてよかったと思う。
同じ出来事も男女によって若干違うし、2人の視点シーンでは女の彼氏(夫になる大学教授)が全く出てこないのも面白かった。時間軸が難解なとこもありマティ(女)の本意が分かりにくいところもある。ジェイクはどの視点からでも彼女の事を溺愛してるのに。笑
結局今の2人ともあまり幸せそうではない。だからあの1日を思い出すのかなぁ。
女優のカラダがきれい。顔もカラダもこの映画に合ってると思いました。
ストーリーなんてどんでもよくなるほど甘い性の生活。ジェイクは26歳だし、若いんだよな。あそこも。どうでもいいくらいの内容だが、やはり自分の若かりし頃を思い起こしてしまう映画。二人とも外国人であるから、異教の地で互いのアイデンティティを共有できる素晴らしさ。美しい港湾都市ではあるが、隔絶されたかのような、何らかの疎外感があってこそ二人が結ばれたという雰囲気がいい。
ジェイク、マティ、ジェイクとマティという3章立てになっていて、時間軸も交差するが、それほどの効果も感じられない。「80歳のセックスをしよう」だなんて会話もあったが、そんな未来は感じられないんですよね。現在という空間を生きてるだけの二人でした。
to Antonのクレジットが何を意味するのかと思ったら、主演のアントンが亡くなっていたのね。それを知ると悲しくなるなぁ・・・