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耳をすませば Comments (9)
「耳をすませば」も原作マンガがあり、本作はそれをベースにし、さらに原作の中学生時代の「10年後」をオリジナルストーリーで描く、という意欲作になっています。
「魔女の宅急便」との違いは、本作はスタジオジブリの「協力」作品となっている点です。
それは、スタジオジブリ作品を支えてきた日本テレビの中心人物であった奥田誠治が日本テレビから松竹に出向中であり、本作の企画に関わっているため成功したスキームと言えるのでしょう。
中学生時代を描いたシーンではジブリ版の雰囲気も感じます。
原作とジブリ版は意外と異なり、例えば天沢聖司は原作では画家を目指していますが、ジブリ版ではヴァイオリン職人を目指していたりします。
それを本作ではチェリスト(チェロの演奏家)を目指しているので、ジブリ版の設定に近いものとなっています。
ただ、本作だけで完結すべく中学生時代に加え「10年後」の1999年を描くという構想の大きなものなので、物語自体が、やや散漫なイメージがありました。
そして、「耳をすませば」と言えば、物語を覚えていない人でもジブリ版で採用された「カントリー・ロード」をイメージしている人が圧倒的に多いため、本作での「翼をください」には違和感を持ってしまう人が少なくないようにも感じました。「カントリー・ロード」だけでも統一できれば雰囲気で入り込むことができたのでは、と残念に思いました。
終わりかたは良かったが・・・。
個人的に元の話は見たことはあるけど、覚えてないくらいの感じでした。アニメと同じ構図みたいなことを狙っているところがあるのだとは思うのだけれど、正直わからなかった。
あと前半は特にワザとアニメみたいにリアクションが大きかったり、身振り手振りを大げさにしたりというアニメ風の演技をしてると思うのだけれど、ヘタに見えただけで狙いがわかりにくかった。
大人の時代を長くしないと、時間が足りないくて急に終わった感じ。
耳をすませばといえはカントリーロード
バイオリンとチェロ、イタリアに行く、ある意味雫のストーカーチックに本を先取りして借りるところ、聖司の兄はいないなどはジブリに寄せていますが
姉がいたり昔のストーリーだったり雫の性格は原作漫画を元にしており
こってりラーメンのジブリの味ではなく超あっさりでスッキリ味の耳をすませばを見せていただきました。
爽やかで明るい聖司と雫の2人のストーリー
ジブリはお爺さんがメイン級でしたが漫画版のやはり2人のストーリー。ジブリとも漫画とも全く違うと言っていいオリジナル版の耳をすませばの世界観の続編として楽しめました。
まさに、融合でも統一でもなくジブリと漫画の統合した世界観です。
見られる方は是非漫画を見てください。
漫画を見ないとなぜそんなに爽やかなの明るいの?とかわけわからないです。
最近はこれでもかーと言わんばかりに伏線や話が凝っていて視聴者に考える余地を与えていません。
この映画はまさに皆様が耳をすまして一人一人が心の中でそれぞれの答えを見つける令和にふさわしい最高の映画でした。
私自身1995年の時耳をすませばを観て歴史が動くと確信しましたが、おそらくこれはB級映画という評価で大衆には響くことはないと思います。でも私にとってはこれでいい。この映画で前を向いて生きていける。自分の耳をすませばの答えがそこにあった。そんな映画でした。
ラストは普通におめでとう🎉そして号泣しました。
耳をすまして、耳をすませばをご鑑賞ください。
舞台は1998年、出版社に就職した月島雫は10年経った今も作家になることを夢見て物語を描き続け、聖司とも10年間遠距離を続けている。
一方の天沢聖司は、イタリアでチェロ奏者の夢を叶えてカルテットを組み活躍している。
大人になり、経験を重ね、社会に埋もれていくうちに、かつて聴こえていた“心の声”が聞こえなくなってしまった雫。仕事ではある時、ある些細なことをきっかけに作家の担当を外されてしまう。天沢と過ごした10年前を思い出しながら雫はある決断をするがーー。
“心の声を聴く”本作で何度も出てくるセリフ。
心の声を聴く=「耳をすませば」に繋がる
本作、中学生時代の最初のシーンはジブリ版とオーバーラップするところが多く見られた。
高坂先生がジブリ版のイメージと同じでちょっと嬉しい。
チェロ伴奏の「翼をください」も悪くはないんだけど、「耳をすませば」と言えば「カントリーロード」のイメージが強いため、そこが残念かな。(大人の事情で使えなかったのでしょうかね?)
ストーリー的にはきっと現代ではあり得ない事だからこそ、物語には思い切り夢を持たせてほしい。
そういった意味ではラストは個人的には満足な結果でした!
大人になった雫と聖司を清野と松坂が演じ、中学時代の2人には映画初出演の安原琉那と「光を追いかけて」の中川翼を起用。