ゲシュタポ卍収容所
プロット
イタリア
Jun,18 1977 EN LOS CINES
大脱走 コルディッツ収容所
プロット
イギリス
Jan,01 1900 EN LOS CINES
ナチ女収容所 悪魔の生体実験
プロット
カナダ・アメリカ合作
Aug,16 1975 EN LOS CINES
ナチ女収容所 続・悪魔の生体実験
プロット
イタリア
Nov,05 1977 EN LOS CINES
十七歳(2002)
プロット
日本
Sep,28 2002 EN LOS CINES
七十七天 Seventy-Seven Days
プロット
中国
Mar,10 2023 EN LOS CINES
Este sitio es un sitio web completo de películas sobre carteles de películas, avances, reseñas de películas, noticias y reseñas. Brindamos las últimas y mejores películas y reseñas de películas en línea, cooperación comercial o sugerencias, envíenos un correo electrónico. (Copyright © 2017 - 2020 920MI)。CORREO ELECTRÓNICO
第十七捕虜収容所 Comments (5)
本作は捕虜たちの日常がメイン。そして仲間内にスパイがいるのでは…という犯人探しの展開が描かれていきます。大脱走よりもコメディ寄りですが、シリアスな場面との対比がとても良かったです。
収容所の中でもワイワイ過ごす彼らを見ていると楽しくて、元気が出ました。
キャラも立っていておもしろかったです。特にアニマルとハリーは子供のようで、癒しの存在でした。そしてセフトン。最初はいけ好かない感じですが、格好いい。
ラストも上手い。そうくるか、とスッキリしました。
最初に脱走を試みた2人が射殺されるが、その後のスパイ容疑は微々たる事件の連続。順番が違ってたらもっとスリリングだったに違いないと思いつつ、ワイルダーの意図は完全に娯楽作を目指してたのだと考えを改めた。ドイツ兵に賄賂を贈り、ネズミ競馬を仕切ったり、ひどい味の酒を売ったりと、セコく稼ぐ男セフトン(ホールデン)。悲観論者というより、捕虜生活を楽しんでるとしか思えない。そして脇を固めるキャラにハリーとアニマル(ロバート・ストラウス)。このコンビには何度も笑わせてもらった。向いにあるロシア女の収容所に関するネタが多いのだが、望遠鏡では飽き足らず、白線を引きながら堂々と覗きに行くシーンは爆笑モノ。プレ『大脱走』を想像してたのだが、アメリカ人の陽気な部分を見せてもらった感じ。日本人捕虜だとこうもいかなかったろう・・・
スパイ容疑も皆からリンチを受けてひと段落ついた頃、チェスの駒を使った通信に気付いたセフトン。その頃、新たな2人の入所者があったが、その一人ダンパー(テイラー)が列車を爆破したことを仲間に語り、それが密告され拷問を受ける。最後はダンパーを救出するというストーリー展開になるのだ。
真犯人は警備係でもあったプライス(ピーター・グレイブス)。『スパイ大作戦』のジム・フェルプスの若かりし頃だ。皆で殺したらナチに報復されるだろうから、復讐のやり方をずっと一人で考えてたセフトン。ダンパーを救出すれば金持ちの母親から報奨金をもらえると踏んだ彼は、自ら救出&脱走を志願するのだ。そして、プライスを陽動作戦に使い、ドイツの哨兵に殺させる。「真珠湾攻撃はいつだった?」という質問が渋い。そりゃドイツ時間だ!てな感じで。
音楽には“When Johnny Comes Marching Home”(「ジョニーの凱旋」)がテーマ曲のように使われていたが、それよりも米兵たちが“ジングルベル”をアカペラで歌うところが一番気持ちよかった。
脱走できるかで賭けたり、女性収容所を覗き見したり。どんな状況となっても人間って逞しい。実際にはなかなかそうはいかないのだろうが、そこをユーモラスに描いているのが秀逸。残虐さで惹きつける現代の戦争映画とは全く違う。
裏切り者は誰?というサスペンス要素もあり、飽きさせません。古い作品ですが、大いに見る価値あり。
密室でスパイが誰なのかが不明でめちゃくちゃスリリングだったのだが、あっさりバラされる。しかし、それでもスパイを突き止めるまでがまたスリリングで面白かった。アメリカ人は不自由な収容所にあっても博打を打ったり軽口を叩いたりとどこかご機嫌な暮らしをしていて、根っからの明るさを感じる。素敵な事だ。
ストーリー: 70
キャスト: 75
演出: 75
ビジュアル: 50
音楽: 70
捕虜収容所の話だしいきなり人が死んだりもするし深刻な話のはずである。ところが数々の喜劇を制作したビリー・ワイルダー監督の作風がここでも生きているのか、あちらこちらに散りばめられた笑いの場面がやたらと可笑しい。ドイツ軍兵士も司令官までも冗談を言いながら捕虜と話をするし、シラミ駆除のために風呂場前で行列を作るソ連の女を覗き見するためだけにアメリカ軍兵士も望遠鏡の前で行列を作るし(ソ連の女が婆さんになるまえにこちらにも回せとヤジが飛ぶ)、浮気で出来た子供のことをわざわざ収容所まで手紙で報告する妻の言い訳がまたなんとも傑作で(手紙なんて普通収容所まで届くはずもない)、下手な喜劇映画よりもよほど笑える。
後半は雰囲気が変わってようやく真面目な脱走劇になってくるのであるが、それでも捕虜収容所の生活や脱走についての現実度を追及した映画ではない。最後の場面は実はまだ始まりに過ぎないとも思う。しかし面白おかしくも最後はそれなりに物語に一区切りをつける娯楽映画としてまとめている。