トリコロール 青の愛 Argumento

ポーランドの巨匠クシシュトフ・キエシロフスキー監督による、青、白、赤のフランス国旗をモチーフにした三部作「トリコロール」の第1作。自動車事故で最愛の夫と娘を失ったジュリーは、すべてを引き払いパリでの生活を始める。静かな日々を過ごすジュリーは、音楽家であった亡き夫に愛人がいたことを知る。ジュリーを演じるのは、「イングリッシュ・ペイシェント」「ショコラ」のジュリエット・ビノシュ。

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トリコロール 青の愛 Comments (6)

slunia
slunia
再生するときに捨てなくてはいけないのは、過去の自分なのか?あるいは、過去の繋がりなのか?

協奏曲も夫の愛人の子供も、これからこの世に誕生する。だから、過去の自分とも未来の自分とも繋がり続ける。ジュリーはそんなことを思ったのだろうか。
snymoex
snymoex
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考えさせられる。

自由を求める女性は、弱くて寛大で美しい。

最後の方にオリヴィエに言った「愛してる?」がぐっときた…
ifwidm
ifwidm
映像美が素晴らしい 映像表現も勉強になる 青い描写が心を捉える
好きな映画となった
高名な作曲家は愛人と子供を作っていいというフランス人の考え方には清々しさを覚えた それも青が意味する自由なのであろう
yjjkeyu
yjjkeyu
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「蜘蛛は哀しみを編むもの」。あるおとぎ話の一節だ。哀しみを編んでくれる蜘蛛がいないと、その家の子供が泣き虫になる。本作を見て、この物語を思い出した。本作の哀しみを編むものは蜘蛛ではなく「音楽」。偉大な現代作曲家の夫と娘を事故で失ったヒロインの身体の中には、夫の遺作となった未完の交響曲が凝っている。しかし、彼女は哀しみと向き合うことを恐れ、その曲を封印してしまう。何もかも忘れるため、パリで新生活を始めた彼女だが、ふとした瞬間に体内に流れるあのフレーズ。どんなに封じこめようとしても溢れ出す哀しみ・・・。キェシロフスキ監督作品の根底に漂う「静かな哀しみ」。特に本作ではその悲しみが青という色で視覚的にも見事に表現されていて、とても切ない。しかしその切なさが妙に心地よく、泣き叫ぶ絶望ではなく、音もなく静かに流れる涙のように、泣くことによって心が優しくなる癒しの哀しみなのだ。哀しみを抱えた者には、同じく哀しみを抱えた者が寄ってくる。それは一般的な友人とは違うかもしれない、真夜中に電話で起こされて理由もいわず「すぐ来て」というムチャな要望に黙って応えられる(そして決してその理由を自分からは問わない)同じ「哀しみ」を持つ同士のようなものだ。人とのコミュニケーションを拒絶したはずが、知らず知らずのうちに新しいコミュニケーションが生まれ、彼女はついに自分の心の中の哀しみを解放する。その美しい音楽は、彼女の新しい希望ある人生を祝福するかのように溢れ出す。哀しみを編む音楽を解放してあげなければ、泣くこともできず苦しいばかり。つまり哀しい時にはその哀しみに素直に向き合わなければ、次の新しい人生(ステップ)に踏み出せない。家に住む蜘蛛を殺してはいけないように、心にある音楽は封じ込めてはいけないのだ。
xshbov
xshbov
どうして感情や状況の表し方があんなに強烈で斬新で美しいんだろう。映像の可能性というものについて考えさせられる。キェシロフスキは初めて見たけれど、もう好きになった。
ジュリエット・ビノシュの押さえるような演技も素晴らしかった。飴をバリバリ噛むところなんてドキッとする。爆発直前→爆発→直後の感情の表現力は凄まじい。
次は「赤」を見ようかな。