ドゥ・ザ・ライト・シング Argumento

ブルックリン、その年一番の猛暑の日。黒人街にあるピザ屋でいさかいが起こった。ある者が店内に黒人スターの写真が一枚も貼られていないことで憤慨。経営者のイタリア人はそれを相手にしなかったが、この一件がきっかけとなり、やがて事件が。その日暮らしのアルバイター、飲んだくれの哲人、ピザ屋の主人の息子たち、韓国人のカップル、といった面々を巻き込んで、ついには暴動へと発展していく!
監督スパイク・リーの名を世界中に知らしめたパワフルな衝撃作。

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ドゥ・ザ・ライト・シング Comments (14)

cjhlim
cjhlim
「マルコムX」などで常に刺激的な社会派作品を発表し、観客の好奇心を揺り動かす気鋭の監督、スパイク・リーが初期に手がけた傑作。

様々な人種が混合して生活し、絶妙なバランスをもって平穏を保っている一つの町。しかし、何でもない会話が、行動が、偏見がじわじわと安定した世界を揺らし、崩し、修復できない決別へと向かっていく。

開幕当初、何の脈絡の無いレストランの会話、英語の通じにくいアジア人と住民の食い違い、そして町を面白可笑しく俯瞰し、観察するラジオDJの番組などの言葉達が洪水の如く、溢れだして来る。それは、普段から交わされているはずのものであり、普段なら何の問題も無いはずだ。だが、その日のうだるような暑さの中で、会話は姿無き凶器へと姿を変え、静かに、町を侵していく。

ジェンガのように、言葉が積み重なっていく。少しずつ、少しずつ、それは斜めになり、傾き、崩れる。その緊迫した空気に、観客は物語当初に浮かべていた笑いを忘れ、崩壊までのカウントダウンにのめり込んでいく。この息苦しさであったり、興奮は、その場しのぎの会話で埋め尽くされた作劇では作り出せない。ぐらぐら、ぐらぐら・・もう、私達は目を背けることができない。

と、同時に観客は気付く。偏見は、差別は、そして衝突は、何か大きな事件であったり、きっかけが生み出すものではない。毎日のありきたりな言葉が、会話が積み重なる中で生じる小さな歪みが、作り出すのだ。「安定」という名の私達のジェンガは、いつ、どんなきっかけで崩れ去るか分からない。それは、事件か、事故か、はては、争いか。スパイク・リー監督の私達への鋭い警告は、人種問題という皮を被った、平和というぬるま湯への不信感である。

勢いのままに突き動かされた作品のように見えて、極めて確信を持って作られた端正な一品。この作品を見た者は、もう目の前の安静が不動でないことを知ってしまう。それは、慌しく揺れるジェンガのように、私達をあざ笑う。
cezgim
cezgim
スパイク・リー監督・脚本・主演作。1989年。夏の日、うだるような暑さの中ブルックリンの老若男女のふやけた日常の12時間を切り取った、冗長だが極めてドラマティックな作品。このテーマを身近に感じることは難しいけど、終盤のエネルギーには心が震わされます。
ifwidm
ifwidm
猛暑の街で段々溜まっていくフラストレーションがじわじわじわじわ臨界点まで高まっていく様子の描写も見事なら、その沸点の瞬間にドラマが起こる脚本も見事としか言い様のない実に傑作。
もちろん黒人映画もしても見れるし、何もかもにイラつく若者のための映画である。

見て良かったー。
fehrhyx
fehrhyx
人種差別と人種間緊張問題をテーマにコメディタッチな導入から少しずつ歪みが生じていく様はヒリつく。
日本に住む日本人だから民主間差別は理解しつつも共感し辛いが、これが現実なのだと思うと悲しく感じた。ラストの暴動は先祖が受けた怒り憤りが爆発した結果…にしても一部キャラの民度の低さにイライラ。自由と勝手は違うし権利を主張する前に義務を果たすべきと思うがこの感覚すらも文化格差で片付けられてしまうのか…公開当時の時代背景やアパルトヘイトや奴隷といった文化背景をもっと知るべきなんだろうな。PUBLIC ENEMYの『FIGHT THE POWER』が耳に焼きつく。古いからというのもあるけどテンポ悪く長い。
zirxjn
zirxjn
なかなか本題に入らず、イライラした。