沈黙の激突

スティーブン・セガール主演作品。

もう、全〜然体動いてません。この男はアクション映画を舐めているのか？と怒りが込み上げてきますね。
冒頭のアクションシーンに始まり、中盤・後半と、いずれのアクションシーンでも活躍しているのは同僚達だけで、この男は最後に銃をちょっとだけ撃つては体裁を整えているだけじゃないですか。何しろクライマックスの格闘シーンがまるでミッキー・ロークの《猫パンチ》を彷彿とさせるカンフーアクションなんだから…やっぱりこの男、アクション映画を舐め切ってやがる。
映画の内容もくだらなさ全開で良いところが全く無し。演出・脚本・編集と全てがダメダメっぷり。
大体、所詮は薬物中毒患者を退治して終わり…って何じゃそりゃ！

(２００７年11月13日銀座シネパトス1)

しっかり腰を据えて観なかったせいか最後まで内容を理解しきれず…そしてアクションもイマイチ…ラストもモヤモヤ…
沈黙シリーズを全部観ないとついていけないようにできているのだろうか。
大塚さんの声を聞きたくて観たようなものなので、動機が不純だったということでしょう。

総合：65点
ストーリー： 65
キャスト： 65
演出： 60
ビジュアル： 70
音楽： 65

セガールの普通のアクション娯楽映画。新開発の麻薬で速度や攻撃能力が上がったはずの敵だが、一応跳ね飛ばされた人が壁を突き破ったり拘束されてもそれを剥がしたりと力の強いところの描写もあるものの、全体として普通の人と異なる特別な強さを持っているように見えないのは難点。それと何故水道を使って麻薬を街中にばら撒くのか、犯人側の明確な理由も描いてほしかった。