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座頭市喧嘩太鼓 Comments (4)
渡世の義理で殺した男の姉を守ろうとする市だったが、斬り合い以外はうまくいかない。
最後の立ち合いは凝っていて面白い。
本作が冬に公開された作品だからっていうのもあるのかな。今まで観てる感じだと、夏の作品は明るめの、冬の作品は暗めのものが多い印象。作品の雰囲気が季節によって変わるというのもまた一興。座頭市は日本の自然がよく描けているということだと思う。市が歩く日本の草原や山の風景を見ているとどこかホッとする。
本作では、暗闇での斬り合いの時に照明が画面に映り込んでいたり(もちろん意図的に)、最後の決闘でいきなり太鼓がドドンガドンと鳴り出したり、目が見えないはずの市が斬った相手を頭の中で思い出す描写があったり、不思議な映像がいくつかあった。1968年の作品。座頭市にもサイケデリック表現の流れが来たということなのかもしれぬ。
今作はヒロインに三田佳子、敵役には佐藤充。両者ともいい雰囲気でした。もはやストーリーは二の次、三の次(笑)
・どめくらを三度言っちゃいけませんぜ
・百発百中、だるま落とし
・お馴染み賭場。今回は逆パターンか
・スポットライト殺陣からのラストアクション。太鼓を撃ってるのは誰?(笑)
端役でいろんな人が出てくるのも楽しく懐かしい。歳がバレちゃいますね(笑)
BSフジ鑑賞
座頭市といえば賭場でサイコロの出目を音で見極める、敵のイカサマを見抜き居合い一閃あびせる、隠し場所をスパッと斬ってすり替えたサイコロがポロッと出てくる、巧みな話術で金を巻き上げるなどのシーンがすぐに思い浮かぶが、今作品では座頭市が自ら仕掛けのあるサイコロを使って壷ふりをするも見破られるという残念展開。ここが一番いやだった。
ボコボコにされて簀巻にされるもそのままの状態でひょっこり起き上がって悪党蹴散らしたり、馬にしがみついて爆走して馬が止められなくて落馬、崖から落ちるなどいろいろコミカル目立つ。
話は面白いし殺陣もいいのだけれど、TV版な雰囲気。