アリスのレストラン
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アメリカ
Nov,07 1970 EN LOS CINES
アリス・スウィート・アリス
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アメリカ
Aug,21 2020 EN LOS CINES
都会のアリス
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ドイツ
Nov,19 1988 EN LOS CINES
アリスの住人
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日本
Dec,04 2021 EN LOS CINES
#アリスの裁き
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日本
Mar,11 2022 EN LOS CINES
アリス
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イギリス
Jan,01 1900 EN LOS CINES
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アリスの恋 Comments (5)
エクソシストでアカデミーを取れず、この作品で受賞。
彼女の演技はやはり凄いんだよ。
若い頃は歌手を夢見ていたという平凡な主婦アリス、事故で夫を亡くし難しい年頃の息子をかかえて故郷へ向かうことに・・、醒めきっていた夫婦関係からか夫への未練は感じられない、困ったことに男運が悪いのに男好き、世間はそう甘くはないと気づくのだが考える暇もなく流されてゆく。昔観たときは若い牧場主に求愛されハッピーエンドと喜んでいた、歳をとると不純になるものでアリスのこれまでの男運の悪さを考えると彼の愛が本物かどうかはセリフだけでは俄かに信じ難い。
大音量のロック、下品なジョーク、万引き、飲酒と子供にヒール役をやらせるのは何故だろう。
既成概念、綺麗ごとを嫌うスコセッシ流の演出は当時はインパクトがあったのだろうが今ではそれが当たり前の残念なニュースばかり、生活臭や獣臭が強く映画にしてまで観るのは正直辛い。
途中の結婚していた男のエピソードは、これでいいのか?と疑問を感じたのですが、これを上手く処理していたら満点ですね。一番印象に残ってるのが「ダイアナ・ロス!」の台詞だったりする
すべての設定や登場人物のリアルさは半端でない
主演のエレン・バースティンの演技は正にオスカーを獲るのは当然と思える出来
特に不倫DV男の怒鳴り込みでのパニックの様子は迫真さはものすごい
クリス・クリストファーソンの演技も光った
うざい子供役も素晴らしい
物語は家庭の中で孤立して暮らす主婦が、夫の事故死で強制的ながら自立を目指すと言う物語
35歳、小学生の男の子の母
それしか肩書きがない女性が、元歌手に立ち返ろうと自立を目指すロードムビー
顔はブスではないが美女とはとても言えない
スタイルはデブではないが中年らしくだらしなく肉がつきかけている
元歌手といえど、下手ではないが聞き惚れるレベルではとてもない
何もかもその程度、考えも甘いし、子供にもなめられている
そんな女性がもがき苦しみながら、自立に向かって前進する物語
彼女が成長したからこそ、デヴィッドも彼女に関心を寄せ求めたのだ
昔のままのアリスなら彼は関心を持たなかったろう
終盤のカフェでの二人の言い争うシーンは素晴らしい
デヴィッドの思いもつかない発言には息を飲む
私は歌手なの!と胸を叩いて主張するアリスになったからこそ、彼はあの決定的な言葉を口にしたのだ
目を見張るシーンだ
そして拍手のシーンとなる
このカタルシスの作り方は本当に見事だ
21世紀の現代ではシングルマザーが当たり前の世の中になっている
それでも本作は女性の自立と成長へのエールとして価値を失うどころか増しているのではないだろうか