まどろみの彼女たち
プロット
日本
Feb,09 EN LOS CINES
COME TRUE カム・トゥルー 戦慄の催眠実験
プロット
カナダ
Feb,09 EN LOS CINES
コーヒーはホワイトで
プロット
日本
Feb,16 EN LOS CINES
「ヒプノシスマイク Division Rap Battle」Rule the Stage Battle of Pride 2023 Cinema Edit
プロット
日本
Feb,16 EN LOS CINES
記憶の居所
プロット
日本
Feb,17 EN LOS CINES
ハンテッド 狩られる夜
プロット
アメリカ・フランス合作
Feb,23 EN LOS CINES
Este sitio es un sitio web completo de películas sobre carteles de películas, avances, reseñas de películas, noticias y reseñas. Brindamos las últimas y mejores películas y reseñas de películas en línea, cooperación comercial o sugerencias, envíenos un correo electrónico. (Copyright © 2017 - 2020 920MI)。CORREO ELECTRÓNICO
アルファヴィル Comments (5)
ゴダールは少ない台詞でかつ詩的、文学的でやっぱり好き。
自宅(CS放送)にて鑑賞。仏・伊合作。久々の鑑賞となるJ-L.ゴダールは全篇モノクロで、半世紀以上(正確には53年!)前の一本。ハードボイルやSFへのオマージュに満ち溢れており、仰々しいBGMが全篇に亘り奏でられている。判り易いストレートな物語は近未来だった'84年の設定であるが、画面内の街や登場する拳銃等は、製作された'65年のパリや当時の物であり、あくまでSFの態のハードボイルド。その意味でCGIで飾られた昨今の画面を見慣れた層や複雑なストーリーに馴れ親しんだ向きには、物足りなく映るかもしれない。65/100点。
・地球から9,000km離れた星雲都市アルファヴィル。「コインをどうぞ」と書かれた投入口にコインを入れると、「ありがとう」と書かれたプラスチック板を吐き出すだけの販売機。公開処刑はプールで行われ、その罪は妻が死んで泣いたから等々、ドライで異常なディストピアの日常が描かれており、これはG.オーウェル原作の『1984('84)』に似た管理社会を彷彿させる。但し本作でファシズムを掌り、絶対権力を握る指導者はコンピューターである。
・終始、しゃくりあげる様な嗄れた妙な音声の“アルファ60”は云う迄もなく『2001年宇宙の旅('68)』に登場する“HAL9000”の原型であろう。何かと饒舌気味な“アルファ60”の「時は私が作っている」と云う意味の科白は、J.L.ボルヘスが'46年に記したエッセイ『新時間否認論』の一節からの捩りであろう。
・単語だけではあるが、劇中内には“トーキョーラマ”や“ヌェヴァヨーク”、“ペキンラマ”と云った都市名が登場する。A.タミロフ演じる“アンリ・ディクソン”にE.コンスタンティーヌの“レミー・コーション”が読み聴かすのは、P.エリュアールによる'26年の詩篇『苦悩の首都』の一節であり、これは本作の伏線であると思われる。
・監督はP.チェイニー原作の『レミー・コーション/毒の影('53)』から始まるシリーズより、E.コンスタンティーヌの当たり役となった“レミー・コーション”の役名と演者をその儘、拝借した。H.ヴェルノン演じる“レオナール・ノスフェラトゥ・フォン・ブラウン”教授の“レオナール・ノスフェラトゥ”は『吸血鬼ノスフェラトゥ('22)』へのオマージュであり、監督は当初、R.バルトにこの役を想定していた。
・ノンクレジットであるJ-A.フィエスキの“ヘッケル”教授と同じくノンクレジットのJ-L.コモリの“ジャッケル”教授は、'40年代、P.テリーによる米国のTVアニメ『ヘッケルとジャッケル』に由来する。これは我国でもTV放映され、牟田悌三による無表情なナレーションが人気を博した黒い二羽組のカササギによるアニメで、東芝のCMキャラクターにも起用された。
・本篇の半分過ぎ辺り、『大人は判ってくれない('58)』や『二十歳の恋('62)』、『中国女('67)』、『逃げ去る恋('78)』等で知られるヌーヴェルヴァーグを代表する俳優J-P.レオが“レミー・コーション”のE.コンスタンティーヌと“ナターシャ・フォン・ブラウン”のA.カリーナが居る安ホテル“赤い星”の朝食を提供するボーイ役としてカメオ出演しているが、彼はC.L.ビッチやH.カルーギン、J-P.サヴィニャックらと共にノンクレジットで助監督も務めた。
・評論家でプロデューサーのS.シュナイダーの「死ぬ迄に観た方が良い1001本 "1001 Movies You Must See Before You Die"」に選出されている。亦、パキスタンにおいて、'70年7月10日附けで一切の上映禁止と云う憂き目に遭った。
・鑑賞日:2018年9月18日(火)
でも話が進んでいくにつれ、内容を理解し始めると途端に面白くなってきました。
SFっぽく見えないけど、確かにSF。
すげぇ面白い!という作品では無いけれど。
昔のSFはいいですね。
今みたいな派手さはないけれど、どう見せるか、どう撮るかなどの工夫があって、話も一癖もふた癖もある。
だがそこがいい。
色々考えながら見れるからね。