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音のない世界で Comments (3)
映画の冒頭に出演しているろうの俳優、レベント・べシュカルデシュは『ヴァンサンへの手紙』にも出演している。本作は、ろうのコミュニティの間では意見の分かれる作品であるようで、ろう者の視点に欠けるという批判もあるようだ。時代が進み、ろう者の視点により近づいた『ヴァンサンへの手紙』と比べると確かに違和感を感じる部分もある。しかしながら、優れた作品であることには変わりなく、とりわけ音声が唐突に途切れるシーンはドキリとさせられる。子どもがマイクに掴みかかるのが原因なのだが、なぜあのNGにも見えるあのカットを使ったのか、監督の深い真意がそこにあるのかもと、と思わせられる。
ろうあ者というとハンディキャップの面でしかとらえていなかった。
彼らの日常風景をこの映画で観て、手話が障がい者の為の単なる代替言語ではなく、音に依存しない独自の豊かさをもったコミュニケーション手段だと感じた。
たとえば、海外で外人のろうあ者と出会った場合について。辞書に首っ引きになってもコミュニケーションをとれないが、手話であれば2日もあれば話せるようになる、と語っていたことが印象的だった。
複雑なボディランゲージである手話は、囁きや怒鳴り声、喜びの声などが聞こえてくるようで、感情豊かに見えた。
音声をともなう言語の方が手話より優れているというわけではない。
ろうあ者が健常者と比べて、人生の全体が劣っていることではない。全く変わらなくもあるし、異なる部分も勿論ある。
健常者に比べて足りない部分がある、というのではなく、ある種多文化のカテゴリーとして感じられるような、瑞々しい価値観を感じた。
大人の聾唖者の生活を交互に描いている。
最初は意外な聾唖者の生活に驚き、好奇心を刺激されながら映画に見入っている。
そのうちにゆったりとしたスピードながら価値観の転倒がおそってきて、観客は気楽な傍観者ではいられなくなる。
控えめで節度ある自然音と、暖かい木漏れ日のような映像は美しく、
映画が彼らの人生を優しく肯定しているようだ。
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以下は個人的に気になったこと
手話は話し言葉の代用ではない。しかし、話し言葉と手話では言語の数に違いがあるようだ。
物より先に言葉があるということを信じるとすれば、健常者と聾唖者では見えている世界、感じている世界も違うということになる。
彼らはどんな風に世界を見ているのだろう。