デカローグ 第3話 あるクリスマスイヴに関する物語
デカローグ 第3話 あるクリスマスイヴに関する物語 Argumento
ポーランドの名匠クシシュトフ・キエシロフスキーが、旧約聖書の十戒をモチーフに、ワルシャワの巨大アパートに暮らす人々の人生模様をつづった全10話の連作ドラマ「デカローグ」の第3話。家族とクリスマスイブを祝っていた父親ヤヌーシュのもとに、かつての恋人エヴァから電話が入る。彼女の現在の恋人が行方不明になったため、一緒に捜してほしいという。断りきれず、かといって昔の恋人と出かけると家族に話すわけにもいかず、口実をつくって家を飛び出すヤヌーシュだったが……。ヤヌーシュ役に「約束の土地」などアンジェイ・ワイダ監督作への出演で知られるダニエル・オルブリフスキー。当初テレビシリーズとして製作された「デカローグ」は、その質の高さから話題となり、1989年のベネチア映画祭で上映されたのち、各国で劇場公開もされた。日本では96年に劇場公開（シネカノン配給）。2021年、HDリマスター版で全10話が公開（アイ・ヴィー・シー配給）。
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デカローグ 第3話 あるクリスマスイヴに関する物語 Comments (1)
24日をクリスマス・イブと言う日本的な考えでは、この映画が少し内容がずれてくる。まあ～、そんな堅苦しいことは放っておいて、安息日の夜にミサにも行ったのに子供も嫁さんもいる温かい家庭を持つ主人公のヤヌーシュが理由をつけ元カノの女性のエヴァに会いに行く。
行方不明の彼を探してほしいって．．． これはストーリーが進むにつれ話の内容がどうも彼女の嘘で始まり、そしてヤヌーシュ自身もその事は薄々分かっているようにもみえる。
大人の恋心と言えばいいのかもしれない。
"Remember the Sabbath day, to keep it holy"
「安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ」
"Thou shalt not commit adultery"
「汝、姦淫するなかれ」とも「情熱的に愛する人がいるなら、とても他の人に目がいくことはない」とも解釈され、肉体関係以前に精神的欲望も禁じている十戒の6番目とも7番目の戒め(宗派によって異なる)とされる。
If the person who appears from behind the corner is a man,
I'll be lucky. If it's a woman, it means bad luck... I played that
game tonight. I said to myself. If I manage to spend the whole
night with you till seven in the morning no matter how...
- What then?
Then everything is going to be all right.
- What if you failed?
I've made preparations. I live alone. It's so very hard to be alone
on a night like this. People just...
ワルシャワのクリスマス．．． 雪が積もる街頭にポツンと立っている貧素な電飾で飾られたクリスマス・ツリー．．． そのツリーのたたずまいが寂しさを象徴しているように彼女、エヴァの心は寂しさで凍てついてしまい、思わず電話してしまい一夜を何もなく元カレと過ごすって、それはいけないことですか？ あまりいやらしさのない男女の恋と捉えても良いのかもしれないが．．．
いけないことでした。失礼