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ラストムービー Comments (6)
いや、確かに彼らは平和な村に暴力を持ち込んだんだよ。ただ、人を助けなきゃいけないって心と行動は現地人が上だった。西部劇の撮影中も屋根から人が落ちると、すぐに駆け寄る現地の男。撮影の面白さと現地の儀式が融合され、何をやってるのかわからなくなる。そうして残ったカンザスも現地のマリアとイチャイチャしながらも、徐々に金鉱の話へと進んでく。
映画撮影の裏側とかメイキング映像なんかを使えば、いくらでもストーリーが繋がりそう。もうちょっとペルー人が反乱を起こして映画に目覚める方向とかの・・・。まぁ、『イージーライダー』にもデニス・ホッパーにも思い入れがないため、眠気のせいで途中数秒間の記憶を無くしてしまいました。あれ、レズシーンはどうなったんだ?とかの。
久々に‘70年代感じました。
「イージーライダー」を追いかけて何度も名画座に行った頃を思い出させた。
テイストとしては「イージーライダーのブローアップ版」って感じかな?
効果音なんかも同じものが流用されてたりしてる。
「イージーライダー」を観て以降、P・フォンダとホッパーの映画に飢えて、探したものだが、殆ど我が国では公開作期待できずだった。
そんな当時、風の噂のように伝わってきたのがこの、「D・ホッパーはハリウッドで干された、その原因となった映画」と言われたこの映画のタイトル。
ホント、長年タイトルだけの存在だったのが、ついに50年ほどの時を超えてご対面となっただけでも感動モノなんですよ....
これは噂にたがわぬ怪作。失敗作と言っちゃっていいのかな?
映画撮影のためペルーへやって来たスタントマン(ホッパー)がドラッグに溺れ、現実と狂気の世界をと行き来する。
まあ、できの良し悪しとは関係なく、マニアにとっては貴重な作品。観ないわけにはいかんだろう。
本作の編集権をお偉いサンと争っていた話、D・ホッパーが譲っていたら「イージー・ライダー」に続いて、傑作になっていた!?カモ!?
ドキュメンタリーで、関係者が脚本は素晴らしいと褒めていて、脚本通りに撮っていたらみたいに言っていたが、果たして何が正解だったのか?
途中で"俺が監督だぁ!"とばかりにD・ホッパーの名がデカデカと、中盤に本作のタイトルが入り。
時間軸がゴチャゴチャと入り乱れ、観ているコッチが戸惑う描写の数々、当時の観客はソレ以上に困惑したのだろう?と思ったり。
この映画の物語を理解するより、D・ホッパーの人間性、少しだけ頭の中を覗けたような感覚と、より魅了される彼の存在感に平伏すノミ!!
しかしこの作品のことを舐めていた。予想を遥かに超えた斬新奇抜な内容。その出会った事もない様な独特な作風についていけず、中盤からはウトウト、最終的にはまさかの睡魔との戦いとなってしまった。長年恋焦がれていた作品なのにまともに最後まで観る事すら出来ず、狐につつまれた様な気持ちになった。
なんとも言えぬ気持ちのまま、終演後既にチケットを買っていた「デニス・ホッパー/狂気の旅路」を鑑賞。しかしこのドキュメンタリー作品を観たことによって「ラストムービー」という作品がホッパーにとってどの様な作品なのかをしっかりと再認識。この中途半端な気持ちのまま帰れる訳もなく、直後の回のチケットを買い、エナジードリンクをブチ込んで再チャレンジ。ようやくしっかりと集中して最後まで向き合うことが出来た。
「イージーライダー」のキャプテンアメリカとビリーが娼婦2人とLSDをキメてトリップするシーンが持っているパワーを全編に渡って感じた。「イージーライダー」に続き完全にガンギマリの状態で創っている。ストーリー展開が超絶斬新奇抜。本当に集中して観ていないと訳が分からなくなる程にブッ飛んだストーリー展開だった。主人公カンザスが撃たれてからは更に上の境地へ。ペルーの美しい大自然の景色やクリス・クリストファーソンらによる美しい音楽も心に残る。やはりヒッピー文化を近くに感じた。
しかしこの作品の持つ最大の存在価値は、内容の細かな部分よりも別のところにある。デニス・ホッパーという個人的なアーティストが、ハリウッドという巨大な拝金主義のシステムに真っ向から喧嘩を売った作品なのだ。正しくホッパーからハリウッドへの果たし状の様な作品なのだ。
デニス・ホッパーがハリウッドと戦った末に産み落とされたダイヤモンドの様な大傑作。
インディペンデント映画の「イージーライダー」が大ヒットした結果、ハリウッドはホッパーの監督第2弾に目をつけた。ホッパーは満を期して第2作目「ラスト・ムービー」を配給会社に持っていったが、その難解な内容から再編集を指示される。ホッパーはその要求を断固拒否。配給会社の思惑としては「イージーライダー」のヒットにあやかってこの作品を大々的に売り出そうと思っていた。しかし余の難解な内容に困惑し分かり易い内容に再編集するよう指示するも、ホッパーが屈せず結果短期間の公開だけでお蔵入り。幻の作品となった。配給会社の上層部は最終的にはこの作品の主人公を物語のクライマックスで死なせるよう再編集の指示をしたらしい。しかし、劇中で主人公は銃で撃たれて何度も死にそうにはなるが、その度に勢いよく起き上がってカメラに向かってアッカンベーの様な表情をする笑 死に場が来ても一向に死なないのだ笑 結局最後まで死なず仕舞い笑 最高だった笑 配給会社の拝金主義にホッパーの芸術至上主義が勝ったのだ。しかしこの結果ホッパーはハリウッドから追放されることになり、かなり長い間ハリウッドで仕事をさせてもらえなかった。ホッパーがこの作品で失ったものは大きかったとは思うが、ホッパーの示した姿は真の芸術家の姿勢であり、拝金主義に決して屈しなかった信念のあるアーティストの姿。失ったものは大きいが、最後まで戦い抜いて得たものもはもっと大きい。その得たものが守り抜いたこの作品だ。ホッパーがハリウッドという巨大システムに反逆した結果生み落とされたダイヤモンドの様な傑作だ。
作品の持つ本来の芸術性や面白味を軽減させる拝金主義的な再編集に徹底して対抗したデニス・ホッパー。その証が間違えなく後にも先にも絶対に出てこないだろうこの異形な唯一無二の大傑作だ。芸術とは、限りなく自由で、規制に縛られず、受け手の視線や気持ちも気にせず、本来自分の心に中に存在する純粋な気持ちを表現するもの。極限に自分本位で私的なものだということを思い出させてくれる。芸術とは究極にストイックなものだと思う。タフなメンタルを持って挑まなければ社会のシステムに食われてしまう。また少しでも色気や欲が混じってしまえば芸術では無くなってしまう。そこが芸術の難しいさだと思う。この作品は混ぜ物無し純度100%の芸術。他人が望んでいるものではなく、自分自身の心の中にある純粋なものから湧き出たもの。芸術を作品で表現し生き様で体現したデニス・ホッパー。自分の作品を守り抜いた真の芸術家の姿勢は、後世のアーティスト達にも大きな影響を与えたと思う。芸術家やアーティストは絶対に観て感じるべき作品。生粋の芸術家であるが故にハリウッドからは異端児と称されたデニス・ホッパーの生き様そのものだ。