ワン・カップ・オブ・コーヒー
プロット
アメリカ
Mar,20 1993 EN LOS CINES
コーヒーはホワイトで
プロット
日本
Feb,16 EN LOS CINES
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コーヒー&シガレッツ Comments (19)
人によってさまざまだと思うが、多くの人はストーリー設定に惹かれて観るのではないかと考える。コーヒーを飲み、タバコを吸いながら、他愛のない会話を繰り広げる。たったこれだけで観客(少なくとも私)の心を鷲掴みにする監督のアイデアには関心せざるを得ない。
本作は雰囲気がいい上に、出演者も一癖ある人物ばかりだ。頑固な双子、友達思いの老人や、何もかも正反対のいとこなど様々である。彼らが話す内容は、題名であるコーヒーやタバコのことであったり、映画製作、互いの近況報告などバラエティに富んでいる。
どの話が一番気に入るかは観る人次第だが、映画を見終わった後に友人と、あるいは恋人と本作について語り合うのもまた一興であろう。そんな人がいるかは知らないが。
「コーヒー&シガレッツ」なんて、イカしたタイトルをつけるのも、ジャームッシュと聞けば、即納得。
沢山のカッコいい大人が、コーヒーを飲みタバコを吸うだけのショートファルムだけど、ジャームッシュ独特の小粋な世界観に引き込まれてしまうんです。
日常の様で非日常、現実の様で芸術的、さりげないアンリアル感がたまりません。
全編モノクロ、10個前後のショートストーリーからなるオムニバス映画であり、各ストーリーでキャラクターがコーヒーを飲み、タバコを吸っている。有名なミュージシャンや俳優などが出演しており、彼らが本人役で演じている。
まず、本作は登場人物がコーヒーを飲み、タバコを吸いながら、とりとめもない会話をしている"だけ"の映画である。(Wikipedia引用)
そんな映画なのに本作を楽しめるのは映画のコンセプトがしっかりしているからである。全編モノクロであることにより、オムニバス映画なのに全体に統一感があり、各々の会話に焦点を当てている。
なんかちょっと変なやつもいるんだけど、他愛もない話がとても人間的でクスッと笑えるシーンが多いのも魅力の一つ。俳優の名前や職が登場人物にそのまま反映されているのも面白くて、本当にその俳優がプライベートで会話しているのを見ているかのように感じて笑える。特にホワイト・ストライプスの二人が音楽の話と全く関係ない話をしているのは面白かった。イギー・ポップとトム・ウェイツの話も面白い。
各ストーリーはコーヒーとタバコだけで繋がりがあるように思えるが、最後の方のストーリーになってくると前のストーリーの会話と少し繋がってくる。
お店で流れている曲など音楽もかなり良かった。
自分も出演者は全員知ってるわけではなかったが、多少知ってないと面白みは半減するかもしれない。シンプルだけどユーモラスな映画を見たいという方にはオススメ。
お互いに息が合ったりかみ合わなかったりする会話をみながらニヤニヤしていました。
じっくり見てると寝てしまいそうな話