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映画 きかんしゃトーマス オールスター☆パレード
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イギリス
Mar,25 2022 EN LOS CINES
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パレード Comments (20)
人でルームシェアするところに、一人の男が住み始め、これまでの生活に少しずつ歪みが生じていく。変化ではなくユガミ。
一見したら家族のような雰囲気を出しながらも、それは表面的な付き合いで、みんな他の人に思いはあるが、いがみ合いや争いをおこすことなく、すごしている。
男が住み始めて、それまで家にうごめいていた見えない「モンスター」が動き始めるかのよう。
犯人探しというよりかは、都会の隣人も知らないようなサバサバした関係をルームシェアに持ち込んでいるような感じがした。
メイトの中の犯人もだいたい分かっているのに、誰も追及もしないし、何もなかったようかのよう。それを問題とも思わないような空気。
素を出しているように振る舞う怖さ。それが根底にありそう。
直輝がサトルを尾行する意味を知りたい。
男娼役って難しいとは思うけど、大変だねぇ。
全体的に薄暗い映像の中、良介、琴美、未来、サトル、直輝の順にそれぞれが抱える悩みが明かされていく。
まずキャストが◎。
琴美役の貫地谷しほりのあざとい可愛さが爆発笑。ちょっと待ってちょっと待ってのシーンメチャ可愛かった笑。
個人的には直輝役で藤原竜也がもうドツボ!出来る男感出ててよかった!伝統芸のあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛を抑えた演技かと思いきや、やはりラストにあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛する素晴らしい俳優笑。ゲス役多いのでアレだけどこの人は普通に好きだな。
唯一良介だけ微妙に違ったイメージ。原作はもっと幼かった気がする決して小出恵介は悪くないけど意外とサトル役の林遣都の方が良介似合うような気もした。
この映画の怖いところは中盤でサトルが平気で他人の家に上がってくつろいでいたシーンに隠されている気がする。
つまりサトルには他人の秘密は探る好奇心がある。ということはあのマンションの中も漁っているのかもしれない。さらにいうとその好奇心はサトル以外の住人にもあるかもしれない。
だから最後に直輝を匿ったサトルがボソッとみんな知ってるんじゃないの?と言ったときに直輝はあんな驚いた顔をしていたのだ。もしかしたらモンキーレンチを誰かに見られていたかも。未来が直輝に通り魔の張り紙を見せた時点で直輝が犯人だと彼女は気づいていたかもしれない。
若干妄想入り気味だけどこういう推察をするとこの作品はすごく面白くそして怖く感じられる。
それでいて何故か5人にとってはこの空間が心地よい。だから壊したくない。壊されたくない。それがラストシーンの4人の表情に繋がる。
もうここ超怖かったこんな表情できるんだって役者ってすごいと思った笑。
邦画らしさのよく出た陰鬱な雰囲気の作品。だがこの5人はどこか魅力的で確かに居心地が良さそうで混ざりたいとも思ってしまう不思議な作品。サトルがここ何人住んでんの?っていうシーンが好き。
人間関係の中で、取り敢えず、自分に関係することだけ興味があり、それ以外には目を閉じていたい。
親しくて頼りにしていればなおさら。
通り魔なら、やめられそうにないし、いつか捕まる。
最期のシーンで、泣いてるの見ても、全然違う話してるのは、知りながら蓋をしている。
優しさでも無いだろうし、なんかすれば自分が標的になるとの恐れでもなさそうな。
蓋をして置けば、今の平穏は保てる、そう思う。
この映画の成功はキャストでほぼ決まり。
みんな、それらしい光と闇がある。
酒もタバコも遊びもせず、元カノに慕われ、同居する女の子に頼られ。
それで女の子を襲う通り魔では、意外性はあるが、心の闇としては、結び付く事は無いと思うよ。
破壊するなら別でしょう、そんなところに衝動は向かないはず。
余談ですが、林と中村ゆりはこの映画で出会い交際してるそうですね。それで、見てみたら意外と良くできていて。
原作は読んだんですが、それ程印象が無くて、忘れていたのでちょうど良かった。
小出恵介と中村ゆりのラブシーンは見応えがありました。
小出恵介は近くで見た事がありますが、もう見れないのは残念です。
現代の風景。
毎日会ってたり一緒に暮らしている友達でも、知らないことばっかり。
楽しく笑ってればそれでいい、できなければ出て行けばいいってやつ。
なんだかんだそれが居心地いいって、
分かる気がする。
前に1回見た時より、2回目見た今の方が内容にピンときた。
孤独な感じが伝わってきたな。
キャストがいいから内容暗くても楽しめる。
みんな演技うまい( ᵕ̈ )
ラストは衝撃な顔演技。
みんな、気づいているのに知らん顔して
楽しい空間を大事にしてる。
心の奥深い闇のところに刺さる作品だった。