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ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 Comments (4)
フランスのお話なんだから、王役のジョニデがフランス語を勉強したのは素晴らしい。抑えた演技だけれどキュートで控えめな色気のある王だった。
その二人のために尽くし親友とでもいえる立場のラ・ボルドに最もシンパシーを持った。ちょっとした表情にジャンヌと王への親愛の情が溢れていた。
アントワネットの夫の王はあんなにイケメンだったっけ?池田理代子先生のベルばらでは、背が低くズングリむっくりだった記憶があるなあ。王が天然痘に罹って亡くなったのもベルばらの絵でよく覚えている。
今作はジョニデ演じるフランス国王ルイ15世と公妾デュ.バリー夫人のラブストーリーです。
マイウェン演じるジャンヌ、娼婦時代はゴツくて
ヤボくて決して美しいと言わんけど(どっかの政治家の失言のようで失礼)宮廷に召し上げられて豪華絢爛メイク衣装セットのトリプルマジックでしたたかさ滲み出る美女に変身します。
その後宮廷のしきたりや女子あるあるのイジメを乗り越えて、いやぶち壊して国王の公妾に上り詰めるサクセスストーリーです。
デュ.バリー夫人の名は歴史モノで名前くらいの知識しかありません。国王を惑わす悪女か国王を一途に愛する献身的な女性かはわかりませんが少なくとも国王の愛を留めるためいろんな努力を惜しまない人なんだろうと察します。
国王の娘の1人ルイーズ役はもしかしてジョニデの実娘リリーローズ??(似てるなあ)
ジョニデもいろいろなトラブルのあまり表舞台に立つことが少なくなりオワコンだと揶揄する人も多かった。しかし最近ではエンタメ性の高い派手な作品の出演はないにしろ面白いというより観て良かったと思える作品が多くなりました。今作もそうですがMINAMATAやグッバイ、リチャードなど、
彼も既に還暦、若い時から好きな俳優さんですのでこれからも体に無理ない程度に活動してほしい。
18世紀フランス、ルイ15世(ジョニー・デップ)に愛されたジャンヌ・ドゥ・バリー(マイウェン)の話。
貧しい家に生まれたジャンヌ、取り柄は美貌と知性、行く先々では追い出され、行き着いたのは娼婦という職業…ベルサイユ宮殿に足を踏み入れた事でルイ15世に目をつけられ恋に落ちたジャンヌ・ドゥ・バリーのストーリー。
正直この手の作品作風って超絶苦手なんですが飽きずに楽しめた。
ジョニー・デップ演じるルイ15世の周りの人間には分からない様、ジャンヌだけに見せるちょっとおふざけ感な感じの顔と仕草がなんとも良かった!こういう演出があるからこそ個人的には飽きずに楽しめと思う。これがただのお堅いストーリーなら間違いなく眠気がきてたね私は。
ルイ15世の世話係でもあり、ジャンヌへ作法や一緒に助言をしてくれた彼の立ち振舞いや優しさも良かった。
宮殿内にいた女性陣から嫌がらせを受けるも耐え抜き優しさを貫いたジャンヌは素敵でした!歴史物苦手だし期待はしてなかったけど面白かったです。
貧しい家庭に生まれ育ち、成長とともに娼婦同然として生きていたが、自分の知性と美貌で上流階級の人達と関わっていくうちに高い地位を手に入れていく。だが彼女の中には少しも心の穢れや汚さを感じず、逆にその自由な心持ちが、縛りの中で生きてきたルイ15世の心を奪っていったのだろうなと思った。
彼女の生き様、周りがなんと言おうとへこたれない根の強さ、そしてリアルなベルサイユが描かれていた。
内容の難しさや、キャスティングなどで個人的に評価としては低めだが、一度は観てみるといいのではと思う映画であった。